HOMEどんな事をしている? > レセプト業務②

レセプト業務②

レセプトの作成は、病院・診療所だけでなく歯科医院や調剤薬局でも行われますが、ここでは一般的な病院の例としてレセプト作成の流れを紹介します。まず、その月に診療したすべての患者のレセプトを作成したら、まず医療事務スタッフで再度間違いがないか点検をします。次に、診療内容と疾病名が一致しているかを再確認するために、医師のチェックが入ります。その後、提出先である審査支払機関で定められた綴じ方に従ってレセプトを仕分け、レセプトの合計を記載した診療報酬請求書を作成します。まとめたレセプトと、表紙に診療報酬請求書を添付して綴じ、審査支払機関に提出します。そして、審査に通れば保険者から診療報酬が支払われることになります。最近はレセプトコンピュータで処理されることでレセプト作成の作業は合理的になりましたが、必要事項が正確に入力されているかどうかのチェックは必要です。

レセプトに不備があったら

審査の段階でレセプトに不備が見つかった場合、医療機関に差し戻しされることがあります。差し戻される理由は点数や保険証の記号・番号の不備など単純ミスが原因なことが多いため、レセプト点検は重要だと言えます。レセプトが差し戻された場合は、見直しをし、注記・修正した上で再提出します。差し戻されたレセプトについては診療報酬の支払いが最低1ヵ月は遅れてしまうので、差し戻しを減らす対策をきちんと立てることが重要です。