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その他の医療事務の業務

患者へのサービス業務やレセプト業務が中心の医療事務ですが、その他にも責任ある業務があります。レセプトコンピュータに伝票を打ちこむオペレーション業務がその一つで、パソコンの基本操作とともにカルテを正確に読み取る知識も必要です。保険診療収入のうちの患者負担金が何らかの理由で支払いが滞ってしまった場合、その未収金を管理し督促・回収することも重要な業務です。また、医療機関が毎月保健所長に提出する、入院・外来患者に対する報告の「患者票」とその病院に在籍している職員数を報告する「従事者票」の二つの書類を提出するのも医療事務の仕事です。他にも、交通事故などで負傷した患者について保険会社との交渉、患者とその家族や医師が所属している学会などの関係者、製薬会社からなどの電話応対、病院経営に関わる統計資料の作成、レントゲンフィルムの管理など、医療事務の仕事は多岐にわたります。

注目を浴びている専門職

最近、診療情報管理士、または診療録管理士、病歴士と呼ばれる職種が脚光を浴びています。これは、統計業務を専門とする職種を置く病院が増えてきているためです。この職種に必要とされるのは、カルテの読解能力や統計学、データ分析力などの高度な知識や、記録漏れを発見できる注意深さ、医療従事者とのコミュニケーション能力です。能力次第では医療コンサルタントとしてスキルアップすることも可能になります。