HOME仕事内容は? > 医療事務の職場④ 調剤薬局

医療事務の職場④ 調剤薬局

医療事務の新しい職場として最近注目を浴びているのが、調剤薬局。これまでは診察してもらった医療機関で薬を処方してもらう「院内処方」という形式が一般的でしたが、医薬分業化が進み、最近ではほとんどの病院や診療所で、処方箋を発行してそれを患者が調剤薬局に持参し調剤してもらうという「院外処方」が定着しつつあります。調剤薬局をフランチャイズする会社や調剤薬局を併設するドラッグストアも増えているため、調剤事務を行う医療事務の存在が注目されています。薬を扱えるのは薬剤師だけと法律で決まっているので、調剤薬局では一般的に、薬剤師が担当する「調剤部門」と医療事務が担当する「事務部門」に分かれて運営されています。「調剤助手」と呼ばれることもある医療事務の仕事は、レセプト業務に関しては特に「調剤報酬」という分野に携わるという意味で、専門性が求められることになります。

調剤薬局における医療事務の仕事

調剤薬局における医療事務の仕事は、処方箋を受け取ることから始まり、初めて来局する患者には住所や氏名などを聞くほか、現在服用している薬があるか、薬の副作用を伴ったことはないかなどを確認し、薬歴簿を作成します。再来の患者の場合は、薬歴簿に基づき保険証に変更がないかを確認します。処方箋は薬剤師がいる調剤室に回し、処方箋の内容をコンピュータに入力して調剤報酬の算定を行います。もちろん、レセプト業務も重要な仕事です。