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医療事務の職場③ 歯科医院

歯科医院は、正式には歯科診療所といいます。歯科医師は勤務医として継続的に病院に所属することは少なく、一般的には一定の期間を経て個人開業します。そのため、歯科医院は個人開業による小規模なものが多く、その数は増加傾向にあります。歯科医院で働く医療事務スタッフは歯科助手とも呼ばれ、まず最初に受付業務を担当します。初診患者の保険証の確認や診察券の発行、カルテの作成、診察室への案内、待合室の清掃、電話応対、予約スケジュール管理、会計、レセプト業務など仕事内容は多岐にわたり、小規模医院の場合はすべて一人で行います。また、患者の口腔内に触れてはいけませんが、歯科医や歯科衛生士の補助的な業務を行うこともあります。また、患者の質問や不安に応える努力をすることや、歯科医や歯科衛生士が診療に専念できる環境を作ることも歯科助手の重要な仕事です。

患者が歯科医院を選ぶ時代

以前は歯科医院というだけで患者が来ましたが、現在は多くの歯科医院があるため、その中から患者が自分に合った医院を選ぶ時代です。そのため、医院側はあらゆるサービスの向上に努める必要があります。例えば治療室を個室化したり、審美・矯正、治療カウンセリングを丁寧に行うなどが挙げられますが、医院の顔である窓口業務を担当する医療事務スタッフにも、患者へのより一層の気遣いやていねいな対応などが求められるでしょう。