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医療事務の職場② 医院・診療所

総合病院と比べて規模が小さい医院・診療所では、医療事務の仕事も少人数で行います。受付から診察券やカルテの発行、会計業務、院長や医師の秘書業務、看護師とのやりとり、場合によっては医院内の掃除も行います。医院の規模などによりますが、一人ひとりにかかる仕事量の負担が大きいので、医療事務の中でも残業が多い職場と言えるでしょう。また、窓口という限られたスペースで電話応対やレセプト業務などほとんどの仕事を行うので、院内のステーション的役割を果たす場所と言えます。一方で、医院・診療所の医療事務の仕事はオールマイティに色々な仕事をこなすことが多いので、幅広く仕事を身につけてしまえば、どんな病院・医院でも通用すると言えます。医院・診療所で医療事務スタッフとして働く場合は、仕事の種類が多いので、色々なことを瞬時に考えて臨機応変に動ける要領の良さが必要とされます。

忘れてはいけない患者への気配り

ほとんどの医院・診療所では、医療事務スタッフの人数が少ないため、事務処理の合間に患者の応対をすることもしばしば。たとえば、患者が自分の病気や診療費について尋ねてきた場合、病気について答えるのは医師の仕事なので軽率な発言は控え、診療費に関しては尋ねられた段階でわかることなら説明します。他にも、診察待ちの患者の中で病状が悪化した人がいないかどうかも気にかけるなど、患者の気持ちを考える必要があります。