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<おまけ②>診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務は専門知識が必要であり、迅速かつ正確な処理が要求されるので、関係各方面から請求事務従事者の資質向上と人材の確保が強く求められています。診療報酬請求事務能力認定試験は厚生労働省認定の公的資格で、医科と歯科に分かれています。学生から年配の方まで幅広い層がチャレンジしており、受験者数が1万人を突破したもっともポピュラーな試験です。受験科目は「診療報酬請求事務能力認定試験ガイドライン」に基づく学科と実技です。学科試験は、「①医療保険制度等・公費負担医療制度概要 ②保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識 ③診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 ④医療用語および医学・薬学の基礎知識 ⑤医療関係法規の基礎知識 ⑥介護保険制度の概要についての知識」の6項目があり、実技試験は、「診療報酬請求事務の実技」とされています。

診療報酬請求事務能力認定試験の概要

診療報酬請求事務能力認定試験の資格概要は「診療報酬請求事務に従事する者の資質向上を図るために実施されている全国一斉統一試験」というものです。受験資格は不問で、実施時期は年2回(7・12月の日曜日または祝日)、受験地は全国の主要都市で、2007年12月の合格率は医科が33.3%、歯科が40.2%でした。試験場へは、診療報酬点数表やその他の資料の持ち込みは自由とされています。